<<トミーのとことんパソコン入門講座>>

第7回 「強制終了します」のサインがでたら
パソコンを使っていると、時々あらわれるパソコンからの嫌なメッセージ。たいていは、「このプログラムは不正な処理を行ったため強制終了します」というメッセージが出て、そのとき使っていたソフトが使えなくなります。ひどい時は、パソコン自体を再起動しないといけない時もあります。対処方法は、前回にも書いたようにCtrl + Alt + Delete を同時に押し強制終了させるしかありません。 

さて、この「不正な処理」とはいったい何か? 「自分は、何も悪いことはしていない!」「変な操作をした覚えがないのに?」と不安に陥る人が少なくありません。
無理もない話ですが、ユーザーが「不正な処理」をしたわけではないのです。メッセージの主語をみると「このプログラムは」となっている。つまりこれは「そのとき使っていたアプリケーション・ソフトが、ウィンドウズに対して変なことをしようとした。だからウィンドウズが、そのソフトを終了させる」という意味なのです。
具体的な内容は、そのときどきの状況によりますが、例えば次のようなケースがあります。
ウィンドウズは、各ソフトが使うメモリーの容量を割り振りメモリーの管理をしています(作業領域の管理)。各ソフトは普通、その範囲で作業をしますが、あるソフトが間違って、ウィンドウズが使っているメモリー領域まで使おうとしてしまうことがあります。
パソコン全体を管理しているウィンドウズとしては、自分の領域を侵されると困るので、自分のメモリー領域を使おうとした、つまり不正な処理をしたソフトを強制的に終了させるというわけです。
いずれにしてもパソコンを使うにあたってウィンドウズがフリーズして強制終了というのはよくあることです。ワード等の文章作成中や写真の編集中その都度、作業中にこまめな保存をすればいいのですが人間ですからついつい集中してしまいうっかりと忘れてしまいます。そのために保存していなかったデータが消えてしまったと言う人を何度もみてきました。大切なデートの損失を防ぐためにこまめな保存を忘れないようにしましょう。
さて話は変わりますが一時期まえに流行ったマトリックスというウィルスは
Internet Explorerやブラウザソフトでウイルスワクチンソフトの会社にアクセスするのを防ぐためにそのホームページにアクセスする前にInternet Explorerを強制終了させるといった特徴がありました。さてパソコンの世界のウイルスとは?次回はウイルスについて


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