<<トミーのとことんパソコン入門講座>>

第5回 ドライバについて
ドライバは、パソコンとその他の機器を接続するための、言ってみれば「ネジ」みたいなものです。

ただし、本物のネジのような物理的なモノ(ハードウェア)ではなく、プログラム(ソフトウェア)です。その他の機器には、プリンタや最初から内蔵されているディスプレーカードやサウンドカード、ハードディスクやCD−ROMドライブ等も含まれます。
そういったドライバが正しくないと、これらの機器が100%の能力を発揮できないわけです。
 たとえば、本当は48倍速のCD-ROMドライブなのに、ドライバが適切でなかったり古かったりすると、4倍速のスピードしか出ないということが起こります。このドライバ
は、基本的には機器メーカーが作っており、主として機器と一緒にユーザーの手元に配付されます。プリンタを購入するとフロッピーディスクやCDが一緒にくっついてくるはずです。その中にプリンタのドライバが入っています。
 ここで注意しなくてはいけないのは、このドライバが頻繁にバージョンアップされていることです。そのほとんどが前回までのバージョンの改訂修正です。
 プリンタ・ドライバを例にとりましょう。新しく発売された一太郎や、ワードで作成した文章を印刷しようとすると、今までのプリンタ・ドライバではうまく印刷できない場合があります。すると、プリンタ・メーカーは今までのドライバを修正し、新しくバージョンアップしたドライバを提供開発します。このように、ドライバは頻繁にバージョンアップされているのです。
 最新のドライバの配付は、主としてインターネット上で行っています。具体的には、機器メーカーのWebページで無料ダウンロード(通信回線を使って自分のパソコンに情報を取り込むこと)する方法です。郵送してくれるところもあります
が、この場合、大抵は有料になってしまいます。
 また、パソコンに最初からインストールされているドライバやCD-ROM内のドライバなどに関しても、最新のドライバというわけではありません。そのパソコンメーカーが出荷の際には間に合わなくその後、自社のホームページでバージョンアップしたドライバを配付している場合が多いです。ディスプレイ・ドライバなどは頻繁にバージョンアップされているので、パソコンメーカーのホームページからダウンロードし、ドライバのアップデート(最新バージョンに変更する)すると前のドライバを
使っているときよりも早く画像処理ができることがあります。
ただし、注意することはメーカーによってはドライバのバージョンアップでのパソコンの動作保証を行っていない場合があります。現在のままで何らパソコンの動作に問題が無ければ無理にドライバのバージョンアップをしないほうが良い場合があります。
パソコンの世界でも触らぬ神にたたりなしという事ですね。


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