<<トミーのとことんパソコン入門講座>>

第2回 どんなパソコンを買えばいい?
パソコンを購入するにあたって、初めての人はいろいろと悩むことでしょう。どんな機種が自分に適しているのだろうか、と。
パソコンは日本では10万円から30万円くらいの間で様々なものが出回っていますが、ずばりインターネットを利用するだけの目的なら、10万円のパソコンで十分です。パソコンの初心者なら、30万円のコンピューターをその価値の分だけ使いこなせないかもしれないからです。
 パソコンを買うときに、コンピューターのスペック(仕様)を表す記号をよく目にします。CPU、HDD、Memory, Graphic cardなどがそれですが、その数字が大きいほど高性能となります。
 CPUはコンピューターの中央演算処理装置で、人間でいえば頭脳にあたる部分です。HDDはソフトウェアやデータを保存しておく装置、Memoryはパソコンが起動中に一時的にデータを置いておく装置です。Graphic cardではVRAMなどの数字が大きければ大きいほど、図形をはじめグラフィックの表示能力が高くなります。
 残念なことに、ドイツで販売されているパソコンはドイツ語環境のものがほとんどです。日本語環境のものは日本から取り寄せるか、もしくは特殊なソフトウェアを使って、ドイツ語環境のパソコンで日本語を使えるようにするしかありません。これにより、日本語のインターネットが閲覧でき、電子メールも日本語で送受信できるようになります。ただ、通常のコンピューター操作はドイツ語になります。
 現在、新しい機種のパソコンのほとんどはインターネットに対応しています。ブラウザソフトという、インターネットを閲覧するためのソフトウェアも、大抵の場合は初めからパソコンの中に組み込まれています。
 ただ、モデム(Modem)がないと、インターネットに接続できません。モデムとは、電話の信号とコンピューターの信号を相互に変換する機械のことです。パソコンの裏側や周辺に電話線を差し込むところがあれば、そのほとんどがモデムにあたります。逆に、パソコン自体が新しいものでなくても、追加でモデムやブラウザのソフトを組み込めば、インターネットに接続できるようになります。
 こうしてパソコンを購入したら、電話回線をパソコンのモデムにつないで、インターネットのプロバイダーに接続することになります。次回は電話回線についてご説明します。

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