<<トミーのとことんパソコン入門講座>>

第1回 インターネットとEメール
「実はパソコンをこれから始めたい」というあなたに、今回から入門講座の始まりです。パソコンってどう使うの? インターネットって何? そんな素朴な疑問に専門家がイチからお答えします。まず初回はズバリ「インターネットとは何か?」
インターネットとはコンピューターを相互に接続した通信網で、www(ワールドワイドウェブ)という仕組みによって機能しています。ここに公表された「ホームページ」を、私たちはブラウザというソフトウェアを使って閲覧することができるのです。
 ではホームページ(HP)とは? HPは、文字や画像や音声など多種多様な情報が詰まったものです。動画や音声はテレビを見る感覚で、テキストや画像は本を読む感覚で手軽に受信できます。HPは個人から政府まで誰もが情報を発信でき、同様に受信もできる手段です。
 ブラウザーの代表的なものとしてはInternet ExplorerやNetscape Navigatorなどがあり、簡単なマウス操作でホームページを閲覧することができます。さらに、インターネット上の膨大な情報の中から必要な情報を探し出すには、サーチエンジンと呼ばれる検索サイトを利用すれば即座に目的の情報が見つかります。
 インターネットを使えば、ホームページ上でショッピングしたり、学習したり、ニュースを読んだりすることができます。ドイツにいながら日本での就職先を探すこともできます。また、日本語環境のパソコンでも外国語の情報が読み込めますので、ドイツにお住まいの皆さんならドイツ語のHPからも多くの情報を得ることができるでしょう。
 インターネットの機能の中で、特に私たちの生活に不可欠になったのが電子メール(Eメール)です。電子メールは普通の手紙のやりとりを電子化したもので、電話回線などを用いてコンピューターで手紙の送受信をするシステムのことです。相手のEメールアドレスを知っていれば、世界中の人と即座にコミュニケートすることができます。
 Eメールは送信すると、瞬時に相手に届きます。ドイツから日本に向けても安価に送ることができ、文字のほかに画像・動画・音声などさまざまなデータを送受信できます。Eメールはデータとしてそのままパソコンに保存することができ、同じ内容のメールを複数の人に転送することも可能で、とても便利な機能です。
 電子メールを使うにはメーラーというソフトウェアが必要ですが、コンピューターは必ずしも必要ではなく、日本では携帯電話を使ってメールをやりとりしたりホームページを閲覧したりする若者が増えています。こうしてインターネットの可能性はさらに広がりつつあるのです。

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